第129回 紫陽花の季節です
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あっという間に梅雨に入り、紫陽花が美しく映える季節となりました。
糸島医師会病院の周りにもピンクや紫など、色とりどりの紫陽花が咲いています。
紫陽花にはガクアジサイやヤマアジサイなど様々な種類があり、それぞれ色や形が異なるようです。
皆さんはどの紫陽花が好きですか?
紫陽花の別名には
*『七変化(しちへんげ)』『八仙花(はっせんか)』:花の色が変わりやすいから
*『よひら』:花びらの形が四枚に見えることから
*『手鞠花(てまりばな)』:丸い花房が手鞠に似ていることから
などがあります。
他にも、シーボルトは数ある植物の中でも日本の植物であるアジサイを愛したようで、彼の著書『日本植物誌(フローラ・ヤポニカ)』には、彼が日本で知り合った「オタキさん」という女性の名前からつけられたといわれる「Hydrangea otaksa(ハイドランジア オタクサ)」という学名でアジサイが紹介されています。
ただ、アジサイの学名はシーボルトが命名する以前に「Hydrangea macrophylla (ハイドランジア マクロフィラ)」という名前で発表されていたのでオタクサの名前は認められませんでした。
ちなみに、ハイドランジアは「水の器・水瓶(果実の形が水瓶に似ていることから)」マクロフィラは「大きな葉っぱ」という意味です。大きな葉をして、水を好むアジサイにぴったりの名前ですね。
雨の止み間に散歩をしながら、観察してみてはいかがでしょうか。
A.M